2016-06-07(Tue)
ある日、森の中 総集編/ネタバレ・感想/高永ひなこ
★ある日、森の中/総集編/高永ひなこ/BL漫画/海王社
「恋する暴君」のパラレル番外編。2005~2010年頃の同人誌の総集編&商業未発表作品を電子化。
●ネタバレ・あらすじ●
クマの森永くんは、時たま見かけるオオカミの巽オオカミに憧れるも、話しかける事すらできない毎日。
ところが、森永クマは森の中で大けがを負って倒れている巽オオカミを発見、傷口を舐めたり・慣れない肉食なエサを必死に獲って口移しで食べ物を与えたりして、必死に看病をしちゃいます♥。
そして順調に巽オオカミが回復すると森永クマは喜ばしいことだとは感じながらも、このままここにいてくれたらいいのに・・・と寂しさも隠せない様子。。
それなのに、巽オオカミは突如巣から消えてしまい、失意の森永クマは看病に気を取られていたせいで冬支度ができないまま冬眠に突入する羽目に。
”どうしよう どうしよう・・・このまま眠るのはやばい・・・ わー・・・だめだ・・・ だるい・・・このまま冬眠したら・・・オレ死ぬかも・・・”森永クマがそんな事を考えながら、深い眠りに落ちそうになると・・・!?
●感想●
以上が開始30Pくらい。まず表紙の美しさに見惚れて、続けて4Pもフルカラーページがある事に歓喜して、本編を読んだらケモミミとしっぽはついているけど、川の中でも森の中でも二人とも普段着+白衣なのに良い意味でズッコケて・・・w。
「全編鉛筆書きのやわらかいタッチ」と謳ってあったから もっとふんわりしていたり見にくかったりするのかなと思ったら、全然そうではなく見やすくて・クオリティは本編に近くて・微量なラフ画っぽさがおとぎ話的なお話にもあっていて、丁度良い感じ。
そして、巽先輩を動物に例えると確かにオオカミっぽいものの、森永くんは子犬とかうさぎっぽくてクマ・・・意外かも・・・と最初は思ってたのに、想いを募らせて豹変♡したあたりは、たしかに本気モードのクマっぽいw。
うん、このワイルドさはイヌでは出せない感じ♡♡♡。。
想いが溢れてそれこそ「初めて」「襲っちゃった」シーンも全26Pにも渡ってじっくり描かれてたし、ケモノ設定ならではのしっぽめくりあげながらの・・・(自主規制)・・・なんてのもあって、攻め方に萌えたり・種の違いを超えた愛にときめいたり・色々な感情が押し寄せてきたもんだから、読みながらなんだかとっても忙しかったですw。
しかも、その後ほんわか+イチャイチャ+巽オオカミのどきつい反発・・・って本編と似た感じで話が進むのかなと思ったら、命の危険♥みたいなドキドキ&盛り上がり展開まであって、おとぎ話ワールドを満喫♪
全192Pで1500円程度と本編よりはお高めなものの、同人誌の電子化と考えると送料やら会場までいくお金やら考えると、この内容なら2が出ても買うと思うw。
168Pまでが再録で、その後17Pは描き下ろし。168P直後の二人が拝めますw。
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